• テキストサイズ

嵐シェアハウス

第1章 episode Y


「…うぶ?ねぇ、だいじょうぶ?」


優しい声で目を覚ます。
ふかふかのベッド、あたたかな日差し、懐かしい匂い。
ここはどこだろう?


「目、さめた?今コーヒー淹れるから、顔洗ってきな。」


ん?

聞き覚えのある声だ。でも、近いひとじゃない。もっと、遠い人の声。
誰だっけ…。


「どうしたの?頭でもいたい?水飲む?」


そう言って、半開きのドアから覗かせた顔は、いるはずもない人だった。


「え…。あ、あいばちゃん…?」

「うん。え、もしかして、りえちゃん、なんにも憶えてないの?」


「えっと…、なんで私ここにいるんですか…?てか、ここ、どこ…?」


どこか夢のような、現実でない、体がふわふわするような感覚に陥った。

「ここは俺らんち。酔いつぶれてた君を、僕が保護しました。」

といって、にっ、と笑った彼の笑顔はテレビでよくみる太陽のような笑顔だった。
/ 6ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp