• テキストサイズ

Dye D? 2

第16章 守る


自分達の棺の前で三人は待っていた


安田「なぁ、しぶやん、何でなん?」


退屈に耐えかねた安田が、渋谷に尋ねた。

すると渋谷は少し笑いながら言った


渋谷「前に、横に聞いた事があんねん、
それを調べてもらっとるんや」


錦戸「えっ、何を?」


棺に腰をかけてた錦戸が、
興味を持って反応する

その時、大倉が霧となり現れ、三人の前に立ち、
渋谷にゆっくりと頷いた

そして、手のひらをそっと広げて見せた


錦戸「マリア?」


錦戸の目に写ったのは、
マリア様の絵の切れ端だった


渋谷「これはどこにあったんや?」

渋谷は強い口調で聞いた

大倉はゆっくりと答えた


大倉「背中に張りついていた...」


その言葉に、安田はキョロキョロして驚いた


安田「どう言う事?教えてや!」


すると、渋谷はゆっくり話し始めた


渋谷「横に聞いた事があんねん、
ある呪文でな、
相手を知るために あるモノに自分の念をつけて持たすんやて、
そしたら そいつが何処にいても分かるんやって。」

4人は沈黙した

それぞれに何かを考えていた

そしたら、錦戸が沈黙を破って言葉を発した

錦戸「犯人は、そんな呪文を使えるヤツなんやな。」



渋谷「おん、めっさ厄介やし、
もうこの場所はバレてるかもしれん」

大倉は、何かを思い出したかのように
が寝ている部屋にかけ戻った。

そして、後を追うように
彼らも慌てて走り出した。
/ 70ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp