• テキストサイズ

Dye D? 2

第15章 足跡


安田に呼ばれた大倉が部屋に到着した頃、
丸山の意識は戻っていた

そんな二人を前にして、横山が説明を始めた


横山「今から、2グループに分かれて行動する!
一つは敵を探る、一つは赤ん坊を守るんや」

その言葉に大倉は俯いたが、横山は話を続けた

横山「敵を探るんは、雛、俺、マルや!
赤ん坊を守るんは、すばる、亮、ヤス、大倉や」


みんなは、黙って頷いたが
渋谷が口を開いた


渋谷「こっちのが多いって事は、
俺の考えが間違ってなかったら...」


横山「敵はそっちに攻撃を仕掛ける可能性が高い」


緊張が走る


大倉「みんな、すまないが赤ん坊を守って欲しい...」

大倉は消えそうな声で訴えた

そんな大倉を励ますように


錦戸「みんなで力を合わせたら、何とかなるやろ?」

その言葉に共感するように

安田「大丈夫やって、俺ら頑張るから」


その言葉に大倉は少し笑みを浮かべた


横山「そうしたら、俺らは行くで、
マル 、追えるやろ?」

丸山は静かに震えながら頷いた

その横に村上がつき、優しく肩を抱きながら


村上「ほんなら、行こうか」


そう言うと、三人はゆっくりと部屋を出て行った

三人を見送った、他の者も


渋谷「俺らも、赤ん坊の所に行くか」


そう言うと大倉を先頭にして、部屋を出て行った

それぞれ、決意を胸に秘めて動き出した。
それぞれがするべき仕事のために。
/ 70ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp