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Dye D? 2

第15章 足跡


部屋に戻った横山は
テーブルの上の
パソコンがなくなっている事に気が付いた。

その瞬間、他の者も帰ってきた

横山はみんなの顔を見ると顎で合図した

みんなはテーブルに目をやった


錦戸「パソコン、なくなっとるやん!」


そう言うと慌てて、テーブルに近寄った

安田「もう、今回の犯人は探せんくなるやんか」

安田は焦りながらみんなに伝えるが、
横山はその顔を見てニヤッと笑った


横山「罠に引っ掛かってくれたな...」


嬉しそうに言う横山に、村上は近づき言葉をかけた


村上「パソコンを盗ませたんが、罠なんか?」

丸山が一歩前に出る

その様子を見て、横山が声をかけた

横山「マル、敵を追えるか?」

不思議そうにしているみんなを尻目に

丸山「パソコンに僕の気をつけておいたから..、
それをたどれば敵の場所は分かると思う」


その言葉に、みんなは感心して二人を見た


横山「マル、追ってくれ...」


丸山は静かに頷き、静かに目を閉じた。

みんなはただ見守っていた

沈黙が流れる


突然、丸山は目を開けると悲鳴をあげた。


丸山「ぎゃーーっ、あ、アイツが、アイツが...」


言葉にならないような声を吐き出しながら、
ガタガタと震えだした


村上「ま、マル、ど、どないしたんや!」


慌てて丸山を抱きしめる村上

しかし丸山はパニックになり、激しく暴れていた


渋谷はその様子を見て頭をかきながら


渋谷「しゃーないな...」


そう言うと静かに丸山に近づき、
みぞおちに一発くらわせた。


その瞬間、丸山は意識を失った

丸山を村上が優しく抱きしめ、ソファーに寝かせた


横山「ちっ、めんどくさい事になったな...」


そう言うと、再び静かに策を考え始めた。
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