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Dye D? 2

第12章 監禁


私は部屋に閉じ込められてしまった。

いつの間にか、パソコン、スマホは
取り上げられていて、
外部との連絡を取る手段はなくなっていた。

私は、窓を開けて逃げようとしたが、
釘で打ち付けられており、少しも開かない

もちろん、ドアは鍵がかかっている為
開くはずはなく、
私は頭を悩ませて、
暖炉の前のソファーに座り込んでいた

「もぉ、どうしたらいいのよ…!」


私は、イライラしながら髪かきむしっていた


何としてでも私は逃げて、
彼らの正体をスクープしたい。

こんな美味しい記事は、二度とあるはずがない。

しかし、今の状態では自分の命すら危ない。

私は大きなため息をついた。

その時、人の気配がして振り向くと、
フードの彼女が立っていたのだ


「貴女は.....」


彼女はゆっくりとフードを取ると、
私を寂しそうに見つめ告げた


「彼らには逆らわないで...」


彼女の瞳は、美しい瑠璃色だった。
その瞳の色が、
余計に悲しみを引き立たせているように見えた。


「な、なぜなの?
貴女は、どうして彼らと一緒に...」


私の言葉に、彼女は俯いた


「教えて欲しいんです、
貴女はどうして私を捜してたの?
誰かに頼まれたんですか?」

彼女の青い瞳がゆっくりと揺れる

私はメールで依頼された事を話した

彼女は黙って聞いていた

私が話し終わり、口をつぐむと、
彼女は気分が悪くなったのか、 ソファーに座り込んだ


「あ、あの、大丈夫ですか?」

彼女の白磁のように白い肌には、汗が滲んでいた

そして、微かに震えていた


「だ、大丈夫....」


そう言いながら、彼女は私の前で意識を失ったのだ


私は驚き、彼女を揺り動かしたが意識は戻らない


このままでは彼女が危ないことは、私にも分かった。

私は必死でドアを叩いた。

彼らに聞こえるように叫びながら。
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