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Dye D? 2

第7章 眠り


横山は、急いでフロントの奥の部屋に戻って来た。

彼の様子を見て、その部屋に居た者は驚いた


安田「横ちょ、どなんしたん?」


安田は不思議そうに訊ねた。


横山「大倉は?」


横山がキョロキョロしながら言うと

部屋の者も辺りを見回しながら


錦戸「...ずっと戻って来てないで」


錦戸は、周りの反応を見ながら答えた。


横山「そうか...」


そう答えるとまた足早に部屋を出た


安田「なぁ、また何かトラブルが起こるんかなぁ?」


安田は少し不安げに声を漏らした。


錦戸「まぁ、横山くんが考えてくれるやろ?」


そう言うと
渋谷が横になっているソファーに腰掛けた。


渋谷は、静かに自分の手を見つめていた。

村上「すばる、どなんしたんや?」


村上が尋ねた


渋谷「何でもない....」


みんなに背中を向けた


村上「変なヤツやなぁ」


村上は鼻で笑いながら言った

すると、錦戸がゆっくりと口を開き

錦戸「あの客が怖いんやろ?」

そう言ってニヤニヤした。

渋谷は少しムッとした顔をしながら言った


渋谷「あの女じゃない、あの女を包んでるモノ、にや!」


その二人の話しに安田は慌てて動いた


安田「ちゃんと分かるように言ってくれんと、
またパニックになるやんかぁ」

その言葉を聞き、渋谷はゆっくりと身体を起こして


渋谷「俺らの今回の敵は、おんなじ生き物かもな...」


その言葉にみんなは衝撃を受けた。
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