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神の巫女Ⅱ

第5章 六年前


「どちら様ですか?」

隠れてなきゃいけない。でもバレてしまった。どうしよう。

「あっあやめ!こっち来て大丈夫なのか?」

あやめ…さん。

「あら匡さん。今日は調子が良いので、遊びに来ました。ところでこの子は?」

匡さんの知り合いだろうか。

「あぁ、こいつは桃。色々あって此処に隠れ住むことになった。丁度あやめを紹介しようと思ってたんだ。」

この人が匡さんのいとこさん?綺麗…。

「はじめまして、桃ちゃん。匡さんのいとこのあやめです。」

おもわず見とれてしまった。

「はじめまして、桃です。よろしくおねがいします。」

「あやめ、暇な時桃と話したりしててくれ。桃も来たばかりだし隠れてるから、友達いなくて退屈だろ。」
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