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【ONE PIECE】海を巡る者たち

第6章 〈エース〉あなたがいない世界は


「サーヤ?」
 瞳が閉じたかと思うと、彼女の掴んでいた手が地面へと落ちた。
「……サーヤ?」
 彼女は答えない。
「サーヤ……サーヤ……」
 彼は腕の中の女を抱き締めた。
「何だよ……最期まで……言ってくれよ……」
 エースは声を上げて泣いた。彼の泣き声が曇った戦場の空へと消えて行く。



〜もしも、生まれ変われたら

また、あなたを好きになってもいいですか?〜
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