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【ONE PIECE】海を巡る者たち

第8章 〈サボ〉どうして冷たくするの?


「……イワさん……どう思う?」
「何がっキャブルか?」
 レイは盛大なため息をついた。
「だーかーらー! サボのこと!」
「あ、あー……」
 イワンコフはレイの気迫に押されて、大きい顔を少し引いた。
「はあー……サボって本当によくわからない。いっつもいっつも本ばっかり読んで……」
「まあまあ、そんなこと言っちゃダメっキャブルよ。それよりも、ヴァナタ……」
 イワンコフはレイの顔をまじまじと見た。
「うん? どうしたの?」
「……いや、何でもないっキャブル」
 レイはじとーとした目をイワンコフに向けた。
「……イワさん、言いたいことがあるなら……言ってくれないかな?」
「ヴァ、ヴァタシは何も知らないっキャブルよ!?」
 イワンコフは誰がどう見ても慌てている。
「イワさん?」
 レイがイワンコフを問い詰めようとしていた、その時……。
「レイ、そこまでだ」
 後ろから声をかけられて、レイは振り向いた。ーーいつも聞いている大好きな声に。
「……サボ」
「何してるんだ? イワさんが困ってるだろ?」
 サボは2人のところへやって来た。
「何を聞いてたんだ?」
「……」
 ー言えない。サボのことを話してたなんて……。
「サボボーイ」
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