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【黒バス】私の彼氏はバスケ部です

第15章 VSキス魔【氷室辰也】


氷室くんが帰ってきてようやくアレックスさんから離れる事が出来た。

それから、アメリカで氷室くんにバスケを教えてくれた師匠さんだと氷室くんが話してくれた。

アメリカでの話は前にも聞いてはいたけど、まさか女の人だとは思いもしなかった。

「アレックス、どうやって部屋に入ったんだい?」

「ああ、管理人っていう人に話したらあっさり開けてくれたぞ?」

日本は安全だから良いなとアレックスさんは言うけど、管理人さん、ダメですよ。

私は乱れた髪と制服を直すと、お茶を入れにキッチンに向かった。

「アレックス、来るなら前もって連絡してくれないと……」

「悪い、悪い……近くまで遊びに来てたからついな…気を付けるよ」

「それと二度と彼女には……」

「分かってるよ……ちぇっ……」

「アレックス?」

「何もしないから!!」

それからお茶を飲みながら少しだけだったけど、アメリカでの話を聞かせてくれた。

小さい頃の氷室くんから日本に来る前までの氷室くんの話。

私の知らない氷室くんがいて少し嫉妬してしまいそうだった。

「私はそろそろ帰るよ。あんまりお邪魔しても悪いからね」

「じゃあ駅まで……」

「いいよ。これからお楽しみの時間みたいだし」

そう言うとアレックスさんは手を振りながら部屋を後にした。

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