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純情の葬式

第1章 1





この状況を一言に集約するなら、「人気者はつらいよ」である。


深く考えずに学生とモデルを兼業することを決めたが、それがなにをもたらすかなどは考えたこともなかった。
それほどにの存在が自分の中で大きくなるとも考えたことがなかった。

今思い出してみると、モデルになると言ったとき彼女は悲しそうな顔をしていたかもしれない。



「そっかぁ、涼ちゃんモデルさんになるんだ」


家が近くにあり、歳が近かったためよく二人で遊んだ幼馴染の。
二人で小学校上がる前まではよくバスケをしていた。が、小学校に上がるとは女の子の友達と遊ぶようになり、自然と遊ばなくなっていった。
そのときは寂しくて泣いたこともあった。

いつからと一緒に下校しなくなり、いつからバスケでに勝てるようになったのか、思い出せない。

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