第7章 「ごめんね」
夏某日。
あれから何か月経ったんだろう。
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『っっ・・!!こんな事されて嫌・・・だよ・・!!』
『えっ、香奈・・?』
『私を好きなら、もっと・・もっと・・・・うっ、うああああああああんっ・・・』
『・・・・・』
『・・っ。・・ごめんね・・。もう、さよならっ・・だよっ』
『・・・えっ、ちょっ。待っ・・・・』
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・・・・。
俺は、あの時・・・何か間違っていたのだろうか。
香奈に相応しい彼氏になれなかった。
あの日、俺は香奈にふられた。
それ以来、俺は全く学校に行っていない。
「・・くっそ・・・・・」