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伝説の島 【ヘタリア】

第48章 リハビリ修行



ケイト「何度も傷付けられた…

殺されかけた…


何度も挫折した…

何度も絶望した…


傷付けてきたのは『人』だ…


それでも…

その傷を癒し

温かな想いを与えてくれたのも『人』だ…


だから…

これから先、また再び傷を負うことになろうとも…


それでも…

私は、相手を大切に想う。

『想い』という『心』を捨てない…


それが…

私個人の答え…


今まで抱いてきた、『聖気』も『邪気』も!

全部ひっくるめて、『私』だ!!(にや」


そう叫びながら…

『聖気』と『邪気』を

全て絞りつくすかのように引きずり出し


ケイト「くわっ)

秘められし力よ!

今ここに解き放て!!


光と闇…

聖と邪…


今ここにもって、一つとなり!!!


我(われ)、

世界を焼き尽くす劫火から護り抜く力とならん!!!!


劫火滅淪(ごうかめつりん)!!!!!」


そう叫びながら…

左拳に聖を、右拳に邪を集中させ


その直後

両拳を、真っ直ぐに胸の前でぶつけ合い

誓いを立て、力の全てを解き放ち、解放した…


今までの全てを思い返し…


それまでの、様々な『想い』を込め…


辛い思いも全て、『想い』へと浄化しながら変え…


辿り着いた先は…

始祖神の力を超えた、『想い』と『力』だった…


ケイト「…何だ?…これ」

自身の手を見つめると

そこに見えたのは…

聖気とも、邪気ともいえぬ


始祖神の力を通り越した、新たな力だった…


ケイト「白い…光?

違う…

なんだ?この装束は…

今まで着ていた軍服が、変わっている?」


その装束は…

服や袴や靴は変わってないが


神化鳴動後に

『自在に出せるであろう、羽』までもが

それらと一体化されており


それと同時に

白い光と共に、上へとあがろうとしていて

何もしていなくとも、自然と空中に浮いていた。
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