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伝説の島 【ヘタリア】

第41章 3月13日


その頃…

PM7:00

どごぉん!!

ケイト「がはっ!!」

ご神木の傍の岩山へ飛ばされ
全身を叩きつけられ、苦し気に咳き込むケイトさん。

その地面へ足がつく直前
闇の塊が飛んできて、その首筋へ巻き付いた。

ケイト「ぐ…」

その直後

ケイト「う…あ…;

(力が…入らない;
『聖気』…『エネルギー』を吸われてるのか?;」

体の力が吸い取られるように無くなり
力を入れるさえも出来なくなってしまうケイト。

ケイト「しまった…油断した…

首筋は…戦う上において、戦術を考えたり

動く際に電気信号を体全体に送る時
どうあっても通る場所…

そこを抑制さえすれば…
全ての動きが、緩慢になるのは道理)

…ぎりっ」

急速に力が抜けていく中、
体内にあるエネルギーを凄まじい勢いで取られ

一気に大半が無くなり、体全体が冷たくなっていった…

急速に熱が引いていく感覚が、全身を駆け巡る…


その中、
ケイトはアンヌに胸ぐらを掴まれ、持ち上げられる。


ケイト「ぐっ…あっ…」

その手を掴もうとするが、
腕を持ち上げて、その手に触れることが出来ても…

ケイト「くそっ…
指先にさえも、力が入らないっ!(汗))

…くっ(睨む」

その手は震えるばかりで…
掴むことさえ、ままならなかった…


アンヌ「得意の考察力も閃きも、無意味に帰す。

残念だったな…

お前はここで死ぬ」

ケイト「ぐ…う…」

力を入れようとしても
その手は震えるばかりで、全く動かない。


アンヌ「なぁに、安心しろ。

お前の腹にいる子の命までは、奪うつもりはない…

全ての力を、俺へ捧げろ!」


その直後、

ぽおおおぉぉぉ

その首筋の闇の力が強まると同時に
闇が発する光が、凄まじい勢いで強くなっていった。

ケイト「ぐあああああああああああっ!!!!!」

響く断末魔

その悲鳴の中…
あるものが、光と共に現れた…
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