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伝説の島 【ヘタリア】

第35章 自然祭


光の速度にもなると、
第一系列に光を持つケイトと日本が専門することに。


他の皆は

あらかじめ打ち合わせをしていた場所に

風を球状に圧縮したものを作って出したり

火を球状に圧縮したものを作って出したり…


それに伴う衝撃波や風を作る方に、専念してもらっていた。


そして覚醒融合での戦いへと、場面は映る。



水の形状をした神器を自在に操り、

壁状にしたことによる防御と、

鋭くして突き刺す攻撃を同時にするヴィッヒ



刃の幅が広い両刃の剣の形状をした雷と光の神器を

自在に振り回しながら、攻撃によって防御、

相手と神器への攻撃を同時にするエヴァン



片刃の大剣の光の神器を、自在に振り回しながら

エヴァンと同様に、
それ以上に凄まじく速く鋭い動きで相手を翻弄しまくるケイト



その三人の三つ巴の戦いが繰り広げられていた…

たったの一瞬たりとも目を離せない
僅かな時にする動きの差がものを言う戦いの乱舞…


それは…
会場の皆の目を離すことは、決してなかった。



そうして

残り一分になった途端、場面は急展開に。


強くなったな。とでもいうかのように微笑みながら…

三人は同時に、神化鳴動を発動させる。


残り一分で…

そのただでさえ凄い凄まじさは、さらに常軌を逸していった…


残り30秒…

戦いは終わった。


それに対し、握手を交わし…

共に微笑み合った。


本来なら死んでいて、こんなことは不可能なもの…


しかし、今…確かに、ここにいる。


それを確かめ合うかのように
必死にぶつかり合い続けていたのだと、

その様子が、見ていた皆に悟らせる…


そうして…

共に満面の笑みを浮かべながら、抱き締め合う三人…


それは…

とても眩しく、温かで…どこまでも清々しいものだった…



終わった瞬間…

それらは全て解除すると同時に

遺跡内には、月と星による光しかなかった…


場内は静まり返り、誰も身動きもしなかったのだが…


ぱちぱちぱちぱちぱち


突如、起こった拍手に

次々に拍手が巻き起こり…

我に返ったかのように立ち上がりながら…



それは…

全員が、優勝を認めた瞬間でもあった。
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