第30章 1月5日
違う。違うんだ…
俺は…
戻ったとして…
ずっと…ずっと…
下手したら
ケイトの祖父みたいに…
エヴァンみたいに…
4万6000年もの時を
誰も、擬人化した国のいない状態で…
ずっと…
ケイトが、一人っきりで過ごし続けることが…
本当に嫌なんだ…
だから俺はっ…
伝わってるんだって解ってる…
解ってるけど…
そんなの、辛すぎるじゃねぇか!!
情報は
自然を通じて全部伝わってきているとはいえ
それを解ってる上で…
ずっと、ここにいなければいけない。
ずっと…同じ境遇者がいないまま…
それは…
一人なのと、何が違う?
誰もいないよりかは
知って、関わっていった方が断然マシだろうが!;
それなのに…
何で…何で、誰にも言わねぇんだよ;
もう…2300年も生き続けてきたんだろうが;
今年で2301年だろ?
何で…どうして…
弱音の一つも言わねぇんだよ!!;
(そう、イギリスは心中で想いながら泣きじゃくっていました)
ケイト「イギリス…ありがとう
ホントは…寂しいのは事実だよ。
イギリス「?ぐすっ;(涙を袖でぬぐう」
でもね…
自然の中に、皆の意思を感じるんだ。
『人が人として生きるために必要なのは
人と支え合い、分かち合い、愛し合うこと。
『共に居られること』こそ、何よりの幸せだと感じ
何があろうと、共に越え
今という時を、共に笑顔で過ごし続けること。
それらに勝るものは、何ものもない』
例え、世代が変わろうと…
どうなろうと…
その中に、自然の中に…
皆が居る(意味:存在している)…
皆を、自然に触れているだけで感じていられる…
だから、踏ん張れるんだ…
どんなに辛くても悲しくても…
すぐ傍に、皆を感じ続けていられるから…(天を見上げる)
私たちは、自然と共にいる。
自然と共に生き、その中で…まだ、生きている。
たとえ目に見えなくとも…
ずっと、すぐ傍にいる。
いつも…どんな時でも…『一緒にいる』。
この国に生きた、先代たちと共に…
『心は常に、自然と、皆と共にあり』。
我(われ)、自然と共にあり。
ヴィージュア!
…言いたい事、解るよね?^^」
イギリス「…ふっ(微笑)ああ^^」