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伝説の島 【ヘタリア】

第26章 新年会


伝説の島

そこには、遺跡があって

『エヴァンヴィッヒ王国』という名前があります。

そこでかつて紀元前5万年ごろから栄えていた時
使われていた言語、それがヴェルシャ語です。

そこから取って、

遺跡は、『ヴェルシャ遺跡』

そこに住む国民たちは、『ヴェルシャ人』

と言った風に、呼ばれることが多いのです。


ちなみに、
ヴェルシャとは、こんにちはとか
いらっしゃいとか、おかえりといった意味があります。

挨拶時によく使われているため、頻繁に聞きます。


今でも使われているのは、

その『ヴェルシャ』と
『ヴィージュア』ですね。


『ヴィージュア』というのは、
エヴァンヴィッヒ王国に
紀元前5万年から息づき続けている
国民が、人が人として生きるための生き方を表した言葉であり

『我、自然と共にあり』と言った意味で

それは、
たとえ自分が死んだとしても、自然と共に今も生きている。

たとえ目に見えなくとも、話すことが出来なくとも、
『ずっと、隣にいるよ』と言った意味が込められた言葉なのです。


ですから、
各々が部隊にて修業をする際には、

自分自身が生まれるまでに生きてくれた

そうすることで、自分が生まれること

今という現実など、様々なものを支え続けてくれた

草や木や動物…
様々な命と魂…

それらの生と死によって、自分という存在がある。


だからこそ
それまでの『全ての魂』に感謝を込めて
『ヴィージュア!』と叫びながら

胸の中央に固く握りしめられた左拳を当てることを
常としています。


これからもまた、

先代たちが
自分たちの世代が生きられるよう紡いでくれたようにと同じように

次の世代が成り立つよう紡ぎ続けていく。

そのために尽力し続けるという『誓いの証』でもあり

それが、今でもなお受け継がれているのです。
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