• テキストサイズ

伝説の島 【ヘタリア】

第24章 変わらないもの


その育った環境で、良くも悪くもなる。

だから…その人だけを責めることも出来ない…憎むことさえも出来ない…



それで、挫折しそうになったり…

人を憎みかけたり…

人という存在自体に、絶望しかけたりしても…



それでも、
正しい道に引き戻してくれたのは…

いつだって、幸せな時…『想い出』だった。



これから長きに亘って
築き上げられていくはずだったそれを

自分の都合で
好き勝手に奪っていいわけがない。

誰にも、奪わせちゃいけない…



だからこそ、
一つ一つの命全てが尊いんだ。


そんな想いを、誰にもさせちゃいけない…

そのために戦う。

だから、護るために強くなり続ける…



本当に、護るべきものが何なのか…

何が為に力を振るうのか…

それは、己の心の中にある。

それこそが、『想い』なのだと…」

遠い目をしたまま、語り続けるケイトに対し


日本「ケイトさんは、十分頑張っていますし

人として、とても立派だと思いますよ。

あんな目に遭い続けて、
あれだけ人に優しく接していられる事が…
どれほど難しい事か…

たった一人で、
これほどのことを学び取る事が、どれだけ大変か…

想像できないほどの辛い出来事があったでしょうし…」

思ったことを、素直に呟く日本さん。


ケイト「そうだね。だけど…
おかげで私は、大事なものを学び取ることが出来た。

何より…
皆と、今笑い合えているのは

他でもない、日本のおかげだ^^」

日本「!//」


その言葉の真意は…

星の輝きと共に…
/ 703ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp