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伝説の島 【ヘタリア】

第2章 出会い(日本・中国編)


あれから、ケイトさんに尋ねてみると
国民は自分だけとのことでした。

中国「おかしいあるなぁ~;
確かにいるはずあるが…;

ケイトが着ているのと
同じ衣を着た
数百人の国民が」

日本「それはともかく
船は、どうするんですか?」

中国「あ!;そうある!!;」

ケイト「船って何?」

日本「知らないんですか?;」

中国「ま、子供あるからな。
仕方ねぇある」

腕組みしながら頷いている場合じゃない気が;

日本「まあ、今はそれよりも
生き残る方が先決ですね」

中国「そうあるな;
住んでる家は、どこあるか?」

ケイト「あっち」

私の手を引きながら
ケイトさんは、
山のふもとにある
大きな木へ歩いていきました。

ケイト「ここ」

指さす先にあったのは
木の根元と、洞穴でした;

中国「ガーン)完璧ちげぇある!!;」

日本「…ま、まあ
ないよりは、マシですよ;ね?;」

中国「そうあるな;
もしかして…ここは、伝説の島じゃねぇあるか?;」

ケイト「何それ?」

中国「ジパングって言って、金銀宝石が山ほど」

ケイト「それ、ここのことだよ。
国の名前は、ジパングじゃなくて
「エヴァンヴィッヒ王国」っていうんだ」

中国「え!?」

日本「中国さん!地面を見て下さい!!」

中国「何あるか、日本?
ってうわぁ!!!!;」

その地面は、金銀宝石だけでできており
太陽の反射で、とてもきらびやかに見えました。

その様は、まさに幻想郷のようで…
余りの神々しさに、言葉も出ませんでした。

そういえば、先程流れ着いた砂浜も
とてもきらびやかに反射していましたね。

中国「す、すっげぇある。
ここが、「伝説の島」だったあるか」

ケイト「私は、エヴァンヴィッヒ王国
次期国王、ケイト・ヴェルシャ。
父上曰く、擬人化された国らしいよ」

中国「へぇ。その父上は、一体
どうなったあるか?」

ケイト「私に力の全てを注ぎ込んで死んじゃったんだ、
私を…生き延びさせるために……

邪神は何とか神界に送り返せたけど…

千年前に漂流して流れ着いた外国人がいたけど
帰りたくないらしいから、国民に引き入れて…

封印されていた邪神が起こす
千年に一回の大暴動で

皆護り抜こうとしたけど
一人だけ外国人がはぐれちゃって

船に乗せて逃がして
それ以外は、影響ないように全力を尽くして…」
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