第2章 変化
とうとう中学三年生が始まった。
初日の朝、りさとクラス替えの発表を見に行った。
「え!やったー!えみ、一緒だーー!!」
「ウソ!どこ??」
「ほらあそこ!」
「キャー!嬉しい!!」
なんとりさと同じクラスになりました。
「どうしたの?」
朝練が終わって掲示を見に来た鳳くんが隣に来た。
その隣には日吉くんもいる。
「りさと同じクラスだったの!」
「本当?よかったね。」
鳳くんは自分のことのように喜んでくれた。
「俺は…」
鳳くんも自分の名前を探した。
私も自分のクラスに鳳くんの名前は無いか、探した。
同じクラスだといいのに。
「あ…」
クラスメートの名前を見ていくと、日吉くんの名前があった。
「日吉くん、また一緒だね。」
鳳くんの向こうにいる日吉くんに声をかけた。
「ああ。」
「そうなのー?じゃあ、私もだー!よろしくー!」
りさが私の後ろから日吉くんに手を振った。
「鳳くん、どうだった?」
「俺はそのとなりのクラスだ。」
名前を探していた鳳くんが言った。
「そっか、残念。でも前より近くなったね。」
二年のときはC組とF組で遠かった。
「なんか俺だけ寂しいな。」
鳳くんは少し眉を下げた。
「隣のクラスなら、お昼とか一緒に食べようよ!」
りさが提案する。
「そうだね。」
鳳くんはにこっと笑った。
「鳳くんはどんなクラスでもやっていけるよ!」
「そ、そうかな?」
「うんうん!!」
二人が会話をしているので、日吉くんに視線を向けると、目が合った。
「えっと、今年もよろしくね。」
日吉くん相手だとえみはなぜか緊張してしまう。
「ああ。」
日吉くんはそう言って視線をそらした。
さっきから『ああ』しか言ってくれないし、やっぱり嫌われてるのかなぁ??