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The Way【黒子のバスケ】

第10章 秘密


W・Cが終わり、数日が経った。
学校は既に冬休みに入っており、W・Cが終わって3年生も引退したということで少しばかりの休息。部活も数日休みだった。
そのため、夢には電話でW・Cの結果を伝えた。


「準決勝で負けちゃったんだ。応援、ありがとね!」

「…そうなんだ…残念だったけど、お疲れ様!」


電話越しではあったけれど、夢は本当に負けてしまったことに悲しんでくれて、とても励ましてくれた。


「高尾くんと緑間くんにもお疲れ様って伝えといてね!」

「うん!ほんとありがと!」



冬休みなんてあっという間で、すぐにクリスマスが終わり、年があけて、新学期が始まってしまった。
去年は本当にいろんなことがあった年だと噛み締める。


「夢!久しぶり!」

「元旦に会ったよ、心結ちゃん」



そうだった。一緒に初詣に行ったんだった。
最近月日が流れるのが早すぎて、秀徳に入学したのもついこの前の事のように感じる。でも毎日が楽しく、濃すぎる一年間だった。


今日は緑間は中学時代の友達に会うということで、部活が終わったらさっさと帰っていってしまった。
キセキの世代かな?何をするのかとっても気になるけれど、それは置いておこう。笑


「二人で帰んの久しぶりじゃね?」


校門を出てすぐに高尾が言った。


「そうだね。最近はわたしもチャリア乗せてもらってたし笑」

「…あれこぐのどれだけ大変か知ってる?」


自分より背の高い緑間のほかに、心結も乗ると、相当な重さになるであろう。

冬の空は星が瞬いていて、とても綺麗だ。
と言っても、都会の空は星の数も限られているが、夜のネオンの光に負けず劣らず星も光を放っている。


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