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The Way【黒子のバスケ】

第3章 いよいよ


中谷先生に言われたとおり体育館へ向かうと、そこには先ほどよりたくさんの男子生徒が揃っていた。
制服を着ている生徒が1年生だろう。だがさらに奥を覗くと、先ほどまで制服だった高尾と緑間は練習着に着替えている。

心結は上履きを脱ぎ体育館へ上がると部員が集まっている場所へ恐る恐る向かった。
男だらけの中、心結1人だけ女のため周りがこちらを見ている。それが嫌で高尾のところに駆け寄った。


「和成っ主将は?」

「主将なら、この人。」

目の前には先ほどの男。

「俺が主将なんだ。よろしくな、マネージャー」


さっき中谷先生を教えてくれた男が主将だったのだ。
心結はびっくりして頭を下げた。

「先ほどはありがとうございましたっ!」

「え、知り合いすか?」

高尾は不思議そうに心結と主将の顔を交互に見た。

「さっき、入部届け出す場所を教えたんだ。マネージャー志望だって言うからな」

「ほえー」

まさかこの人が主将だったなんて。
優しそうで真面目そうな人だった。



「よろしくお願いします!」


心結はぺこりと頭を下げた。


入部届けを出して一安心。
次の日から心結は仲良くなったクラスの友達の付き添いで色々な部を見て回った。
秀徳高校は学業も部活動も盛んで、まさに文武両道といった感じだ。だが、どの部を見に行ってもやはり心は変わらず。
次の日の放課後、心結は真っ先に体育館へ向かった。


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