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溺れる

第12章 会いたい…


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ピンポーン ピンポーン

誰か来た…

太輔:「…」

ピンポーン ピンポーン

ガチャガチャ

横尾:「なんだ、居るんじゃん。」

勝手に入って来たのは渉。

横尾:「んなとこで寝てたら風邪引くよ?てか、待ち合わせ来る気ねぇじゃん…」

ソファで帰ったまんまの格好で寝てしまった俺にそう言いながら笑う。

太輔:「わりぃ…なかなか寝らんなくて…」

横尾:「時間に来ないから心配したよ。電話も出ないし…大丈夫?」

テーブルの上のスマホが光ってる。

太輔:「ごめん…」

横尾:「良いけど…これどしたの?」

床に座って、オニギリを不思議そうに見てる渉に

太輔:「食って良いよ?」

皿を指差した。

横尾:「要らないけど…傷むよ?冷蔵庫入れとく?」

太輔:「…」

横尾:「何?ワケあり?毒入ってんの?」

笑いながら、冷蔵庫へ向かった渉に

太輔:「会えた…」

横尾:「ん?誰に?」

太輔:「依公子さん…」

横尾:「…え?いつ!?どこで!?」

太輔:「昨日、ここで…」

横尾:「は!?」

冷蔵庫へオニギリを入れて戻った渉が、俺の目の前であまりに驚いた顔をするから、笑いを堪えながら昨日あった事を話した。








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