• テキストサイズ

溺れる

第3章 エレベーター


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

やっと顔を上げた彼女と目を合わせると、目が潤んで来た。

会えて嬉しいと思ってくれてんのかな…

太輔:「オレの担当ですか?」

依公子:「あ、ハイ…」

目を反らす彼女。真っ赤な顔で、肩に触れてる俺の手を見た。

太輔:「あ、すいません…」

依公子:「イエ!とんでもない!」

依公子:「…」

太輔:「…」

手を離したは良いけど、あまりに緊張してるのが伝わって話し辛くなってしまった…

太輔:「あ、あの…友達に連絡しなくて大丈夫ですか?」

依公子:「え?あ、たぶん大丈夫です(笑)」

フッと笑って

依公子:「みなさんの事、夢中で話してると思いますから(笑)」

笑顔になった彼女からのその言葉に

太輔:「(笑)楽しそうですね」

そう答えると、

依公子:「ハイ♪それはもう♪」

嬉しそうに彼女が言った。

太輔:「今から飲むんですか?」

依公子:「イエ、買い足しです(笑)コンサート終わってすぐから飲んでますから(笑)」

太輔:「あはは。みなさんお強いんですね♪」

依公子:「ハイ♪たぶん私が一番弱いですね。甘いのしか飲めないですし…」

太輔:「甘いの飲む方がよく飲めるから強いんじゃないですか?」

依公子:「え!そうなんですか?」

驚いた表情の彼女は、また顔を赤くした。



/ 56ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp