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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫

第9章 悪夢



「着いたぞ、じゃぁまた明日な」

「うん、送ってくれてありがとう」

すっかり日も落ちた暗闇に
誠二くんの大きな背中が消えていく。

まだ一緒にいたい。

今日はそばにいてほしい。

私はそう思うといてもたってもいられず
誠二くんを追いかけた。

「誠二くん!」

「んあ?なんかあったか?」

愛しい、触れたい――――…

「連れてって…」

「え?」

「私を誠二くんの家に連れて行って」

「環奈…」

誠二くんはわかってくれたのか
手を繋いでくれた。
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