第9章 悪夢
「私環奈さんが応援してくれるって
言ってくれてすごく嬉しかったのに
なんで裏切ったの?」
「私も、誠二くん好きだから
…ごめんね」
昨日ようやく彼女となれた私は
みたこともない空き部屋に
昨日の女の子に呼び出されてた。
「あのままでいてくれてたら
あなたも幸せなまますんだのにね」
「どういうこと?」
「渋谷誠二は中学時代初め
地元のヤンキー族の総長だった」
え?
まぁ、ありえなくもないけど
なんで今そんなこと??
「あんまり驚かないのね?
まぁ総長で部下からの信用も厚かったってわけ
でも、中学入ってしばらくしたら
彼はアメリカにいってしまった
対立してたヤンキー族は拍子抜けになって
今では社長として金持ちになった渋谷誠二を
狙ってるってわけ」
どうしよう…誠二くんの身が危ない…
早く、伝えなきゃ…