第6章 それでもキミを
「花音!体に負担がかかってしまうから
そんなに動いてはだめだ」
「大丈夫ですよ、
もう司様って心配性なんですから」
くすくすと笑う
好きだから心配になるんだ、ばか
「まぁ、自室へ戻ろう?」
「仕方ないですね、わかりました」
「よし、いい子だ…よいしょっと」
俺は花音をお姫様だっこと言うのだろうか?
それをして部屋に戻ろうとすると
花音が真っ赤な顔をして俺に抵抗した
「恥ずかしいですよ!おろしてください!」
真っ赤になっている彼女も可愛い、が
「それはできない」
とすたすたと自室へ戻った。
「司様のばかぁ…」
「ばかでもなんでもいい。
花音に触れていたいんだ」
「私はどこにもいきませんよ」
「ああ、すまない」
俺はどこか心配性すぎる一面もあるようだ