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危険なルームシェア

第9章 レインボーシスター




昨日、思わぬ転機が舞い降りて、私はレインボーシスターとして活動することになった。


そして今日は他のメンバー達との顔合わせの日。

緊張するなぁ、、昨日全然寝れなかったし。


私はいつもより早く起き、化粧も完璧にし出発の準備は誰よりも早く済ませた。


『気合い入ってるね』

『当たり前でしょ!顔合わせだもん!』

『アイドルっぽいぞ』

レンさんに言われると褒められてる気がしない。


『よし、行くか!』

出発してから15分くらいして大きなビルに到着した。


ここが私たちの事務所か、、

私がこれからアイドルになるということを再認識し、皆の後をついていく。


エレベーターの途中でメンバーと別れ、私は最上階へと進んでいく。


緊張しきっている私を見て

『緊張よ、どこかへ飛んでいけー』

そういい、お兄ちゃんが私の緊張をほぐそうと手で緊張を飛ばしてくれた。

『よし、緊張飛んでった!頑張る!』

私は気合いを入れ、お兄ちゃんが見守る中、社長室の前へと辿り着いた。



きちんとノックをし、声が聞こえるのを確認してからドアを開ける。


『失礼します!』


少し震える手で開けると、社長室にはもうすでに他のメンバーがきていた。


『お!れいな、こっちにきてくれ』


社長の手招きする方へ行き横に立つと、4人の視線が私へと向かう。


『よし、じゃあまずは自己紹介!趣味、特技とかも言ってね!』

『佐藤れいなです!今日からよろしくお願いします!特技ってほどじゃないですけど、踊ることが大好きです』

『ダンス得意なのか!なおさらいいねぇ!』


そして、ほんのり赤い髪の子が口を開いた。


『小鳥遊アカナ。趣味は音楽鑑賞かな。よろしくね』

アカナちゃんは、ほんのり赤く染まった髪の毛が肩くらいにあって、見た目はすごくドライな感じ。


『初めまして!私は、柊アオコです。趣味は本を読むことで、作詞をいつかしてみたいなって思っています。どうぞよろしくお願いいたします!』


アオコちゃんは、1度も染めたことがなさそうなナチュラルな黒髪のストレートロングで、礼儀正しくてお嬢様育ちな感じ。

姿勢まで綺麗!頭良さそうだなぁ。

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