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危険なルームシェア

第7章 俺様アイドル




『はやく』

そういい、私のことを上から見下ろしている。

いやいや、そんな目で見られたら出来るわけ無いでしょ。


私がしどろもどろしていると、ユウさんはそんな私の表情を見て面白がっている様子だった。


『10、9、8』

と、カウントダウンが始まってしまった。

『、、、、、目、つぶって下さい、、』

私はとりあえず目をつぶらせることにした。

あの目で見られたら恥ずかしくて出来るわけないもんね。

その間もゆっくりとカウントダウンは進んでいた。

『5、4、3』

そして私は仕方なくユウさんの言うとおりに、口に少し触れるだけのキスをした。

あまりの恥ずかしさに、湯気がでてしまうほど顔が熱くなった。


『よく出来ました』

そういい、頭をポンポンっと撫でてくれた。


私の胸はまたドキっと音をたてた。

この胸の痛み、初恋の時と同じだ。


『よっぽど脱がされたくなかったんだな』

『当たり前です!!』

『ってかお前いつまでそんなかしこまってんの』

『え?』

『そろそろ普通に話せよ、わかったな?』


私はコクリと頷いた。

敬語をやめろって事だよね??

なんだかんだ優しさが見えて、また胸が痛くなるんだよ。



『そして、盗み聞きなんて大した奴らだな』

さっきよりも声のボリュームを上げ、ドアに向かって話している。

すると、ガチャとドアが開き、四人が姿を現した。


『あ、バレた??』

『ほら、だからダメだって言っただろ?』

『とかいいつつも、1番気になってたのカケルじゃん!!』

『全員気になってただろーが』

『はい』


先ほどまでの空気が、四人の登場でガラリと変わった。


『ってかいつから気づいてたの?』

『れいなが来てすぐ』

『ってことは、チューさせたのって』

『うん、わざとだよ?』

『うわ、きったねぇ!!!』

『見せつけかこのぉ!!!ずるいっ!俺もしたい!!!』

『お前素直にいいすぎ』

『レンはいいじゃん、れいなにチューされてるから!』

『ま、まあな』

『れいなの初チューは俺のはずだったのになー』


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