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diary,returns

第9章 九話 決戦の世界


『柊君は、僕の研究チームの一人でね…』

え!?姉ちゃんが?だってあん時高校生だったし…

『姉が?だってあの時姉は16歳だったんですよ?』 
自分は言った

すると、桜沢さんは言った

『だからだよ、彼女は頭が良かった
だから、彼女が居てくれれば
百人力だった…それに彼女と僕は昔付き合って居たしね』

『え?』

姉ちゃんと桜沢さんが付き合ってた?

『ただ、彼女は良く出来て居たよ…君の為にね』

『……』

そうだったんだ…姉ちゃんそこまでして



『僕は、君が許せなかったんだよ?
彼女は僕のものなのに
君が独占するから、だから元々その日記は君を殺す為に作ったんだよ?』

え?自分を殺す?

『その役目を彼女にやらせることにしたんだ、だけど見事に裏切られるとはね』
 
え!?じゃあ、あの時の姉ちゃんは…

自分を殺す為に?

『じゃあ、姉ちゃんは…』

すると、桜沢さんは笑っ言った

『そう、日記にこう書いたんだよ「私の命と引き換えに弟は殺されないように」ってね』

嘘だろ…姉ちゃん…自分を庇う為に?

『おい!桜沢!もうやめろ』

裕さんが叫んだ

『嫌だね』

『彼女を奪った奪った奪った奪った奪った奪った奪った』

え!?何だコイツ狂ってる
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