第19章 * 朝 *
" ガチャ "
「お帰りッス!」
(相)「ただいま」
私は何も言わず赤司君の側に座る
" ドサッ "
「なんや自分、赤司君にベッタリやないか」
「……」
その隣に今吉さんが座ってくる
「…香奈ちゃんどうしたんだ?」
(相)「あ~…その」
(日)「…今吉さんが女性にすげえ声
かけられてさ、断る度に野塚の名前だして
からかうから疲れたんだとさ」
(高)「なんか想像できますね…」
…。
(今)「なあ」
……
私が黙っていると、今吉さんが
渡の顎を掴んできて上を向かされた
…だから私は一発殴ってやろうと
思ったんだけど…
" パシッ "
止められた
いや、別に驚くことではないけど
(今)「なんや自分もうちょい可愛らしい
反応してほしいわ」
「はあ… 離して っていうか
冗談もいい加減にして」
(今)「……気に入ったわ」
…は?
「貴方に気に入られても嬉しくない
…人が嫌がることやめて」
(今)「なんや冷たいなあ
……無理に決まってるやん」
「でしょうね
人が嫌がることをさせたら一番だものね」
(今)「ま、今は手出さへんから安心せえ
…赤司君が睨んでるしな」
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- 今吉 side -
ワシらが別世界に来たなんて
信じられんかった
けどこいつの目は嘘はついてへん
しかも強気でワシが落とそうとしても
動じない
…おもろいもん見つけた
すぐ手が出るみたいやけど
泣いた顔も見てみたい
気に入ったで、香奈
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- 香奈 side -
厄介な人に目をつけられた " 今吉翔一 "
この人がここに来るまでは 別に
普通の人だと思ってた
けど、実際に目にすると確かに厄介
…あの後今吉さんはリビングを出て
2階(火神君と黒子君)の部屋に行った
「…はあ」
(赤)「大丈夫か?」
「うん… あ、お風呂入ってくるね」
……。
今日は一番風呂を進められた
" ポチャン "
「……。」
あ、そうだ 明日理彩学校だった
私も朝から昼にかけて仕事がある
明日9時に鷲尾さんが仕事来る
として、…明日理彩の弁当作らないと