• テキストサイズ

集合【黒子のバスケ】

第25章 *賭け*



" pi pi pi pi pi "


(相)「何!?」


『……初めまして、皆さん』

「…誰?」

『私はこの管理室の仮の代理人』


……仮の代理人 その人が何の用?

『野塚香奈 貴方の力を見せて』

「どういうこと?」


『ストバスでの貴方のバスケ
見させてもらったわ …あれを生で見たいの』


「あれは私じゃ…」

『貴方の本当の力、封印してるわよね?
…元籠球の騎士、 全空の蝶』


「…!」

「全空の蝶…?」

『1000人に1人 最強の
バスケプレイヤーが生まれる " 籠球の騎士 "
野塚香奈は元 " 籠球の騎士 "よ
事情があってバスケはやめてしまったけど…

でも、その力が無くなったわけではない
全空の蝶はその子のバスケ界での名前。』

「……。」

『もし貴方がそれを見せてくれたら
パラレルワールドの世界へ転生していいわ』


「…断るっていったら?」

『貴方を 貴方の嫌いな黒バス世界へ
転生させて、皆は消すことにするわ』

「…脅しのつもり?」

『脅しじゃないわよ』

「…ねえ、私が中学の頃のキセキ
嫌いなこと知ってるよね?」


(黄)「…香奈っち…?」

『…ええ』


「…ならなぜ戦わせるの?」

『…こうしてくれなきゃ貴方戦って
くれないでしょう?…自分と戦ってくれる
人はいない 自分が開花したせいで…』


「…理屈は要らない。 それより早くして
早く戦って、早く転生したいの」

『…そう』


「香奈!? 本当にやるの…?」

「うん…」

「なんで? あんなに嫌がってたのに…」


「確かに嫌だよ? けど… 今は
皆を早く転生させてあげたい
っていうのが大きいから

…けど手加減しないわよ
キセキを倒すのは黒子君と
相棒の火神君なんだから」

「……。」
/ 133ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp