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えそら狩人【H×H】

第5章 救助と合格と試験官ごっこ


「…!!レオリオッ!!」

「えっ!?ちょ、ゴン!?」


悲鳴が聞こえた瞬間、ゴンがダッシュでUターンして戻っていった。

もしかして、レオリオの声が聞こえたのかな!?

私もゴンと同じ方向へ走り出す……


「待てよ!!」

「ぐふぉっ!?」


走り出せなかった。

キルアが私の腕を咄嗟に掴んできて、その反動で思いっきり転んだ。


「てめ、何すんじゃゴラァァァァァァア!!」

「はぐれたらアウトだって言っただろ!!お前合格したくないのかよ!!」

「したいに決まってんでしょ!!でもレオリオ達も助けたい!!」


思いっきり腕を振りほどく。

キルアも驚いて手を離してしまったようだ。


「おい!!ー……!!…」


キルアの声が遠ざかっていく。

でも私はゴンを追いかけて走り出した。



…………………




少し走っていくと、前方にゴンの後ろ姿が見えた。

「ゴン!!」

「……!?!!来てくれたんだ!!」

「うん!!…レオリオとクラピカは?見つかった?」

「ううん、でもこの辺だと思うんだけど……」



「…うぉおおおおおっ!!」

「!!」



レオリオの声だ!

すごい近くで聞こえた!!

慌てて周りを見渡すと、すぐ目の前でレオリオがヒソカに向かっていくのが見え た。

……止めなきゃ………!!!
そう思ったとき、



ドゴッ



ヒソカの頭に何かが当たった。

隣を見ると、ゴンが釣竿をヒソカに向けて当てたらしい。



「ゴン!?…それにまで…!!」

「助けに来たよおとーさァァアんっ!!!!」

「誰がお父さんだコラァア!!」



うん、レオリオは元気そうだ。






「やるねボウヤ◆」



ゾクッ!!!


殺気が伝わってきた。

そしてヒソカは楽しそうにこっちに向 かって歩いてきた………
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