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大好き☆ハイキュー

第31章 笑顔の行方(茂庭 要)



そして、今日こそ小梅が見つかりますようにと願っていた私に中学時代の先輩から小梅を保護している友人がいると連絡があった。

貴「本当ですか!!茂庭さんって方ですね?じゃぁ、放課後お伺いします!!」


休み時間に先輩からメモを貰った私は放課後、手土産の焼き菓子を買い茂庭家のチャイムを押した。


茂「はい」


出てきたのは昼休みにぶつかった優しそうな男子だった。


茂「あれ?君、昼休みの・・・」

貴「あ!本当ですね。昼間は失礼しました!!小梅のことで情緒不安定になってて・・・。あの茂庭さんですよね?私、2年の桜井つばさです。うちの猫を保護してもらったと聞いたのでお伺いしたんですが・・・」

茂「あぁ、君がシロの飼い主さんなのか。名前がないと不便だからうちではシロって呼んでた。とりあえず、上がって」

貴「お邪魔します」

廊下には小梅とはちがう猫が3匹仲良く遊んでいる。猫たちは私の姿を見るとしなやかによってきて足元にじゃれた。

貴「うわぁ、茂庭さんのお宅も猫飼ってらっしゃるんですね」

茂「そう。うちの母親が捨て猫みてたらかわいそうになっちゃって、つい拾ってくるんだけど、世話は俺に任せっぱなしなんだよ」

茂庭さんは苦笑しながらも嬉しそうに猫たちを見ている。

貴「茂庭さんって面倒見がいいんですね。うちの小梅も保護してくださってありがとうございました。それで、小梅は・・・」

茂「小梅って名前だったんだ。可愛い名前だね。今、俺の部屋にいるからおいで」

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