第20章 Pillow talk (岩泉 一)☆
つばさと付き合って半年。何度か身体も重ねた間柄で、今日も両親がいない彼女の家に泊まり込んで身体を重ねた。
今日は久しぶりだったから、大分無理をさせてしまったようでつばさは俺の腕の中で眠ってしまった。身体をぴたりと俺にくっつけスヤスヤと穏やかな顔を俺に見せる。
さっきまでの色っぽい彼女と同一人物かと疑ってしまうくらいだ。
俺は彼女の髪の毛をさらさらと手ですくった。そのたびに彼女の香りが漂ってくる。
彼女のおでこに唇を落とすと少し瞼が動いたけど、目を覚まさなかった。俺は彼女を抱きしめ、眠りにつく。