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狂愛

第5章 それは突然に


「そんな…ひどいよ、お兄ちゃん!」

凛音は涙を流した。

「ごめんね、凛音。でも、これが僕の愛情なんだ。」

翼は凛音の部屋を出た。

1人になった凛音は、泣きながら言った。

「私達は…もう元には戻れない…。」

この凛音の言葉を、翼はドアの外で黙って聞いていた。
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