第6章 *第二部*一難去ってまた一難…
あれから数日。
なにも変わることもなく付き合ってた。
でも……
「……彩菜?」
『……。』
「おーい。」
明らかにおかしい……
出来るのなら話を聞いてほしい。
なんで無視する……いや、無視というか……
ぼーっとしてる。
そんなにおれとのデート退屈?
すると、いきなり動いた。
『……あっ!ごめん。今から用事。じゃあ!』
「……は?え!?」
今から映画じゃなかったのかよー!?
あいつ完全にわすれてる……。
はあ、メールするか……
メールしたものの、
映画まであと10分もねーけど?
なんで?
はあ、あきらめて行こうとしたとき……
「……タイミング悪っ。」
俺はいつもタイミングが悪い。
なにかしら……
俺が見たものは、
仲良く話してる彩菜と幼馴染みの啓太くん
「……まじかよ……。」
俺だって、好きでこんな風にあいつを待ってるだけじゃない……
俺だって、このあとのデートだって楽しみだったし、
はあ……
「……暇……潰そう。」