• テキストサイズ

今夜だけの…。

第2章 秘密なのは暗黙の了解。





いずみは、


んんん…。


と、少しだけ動いて、またスヤスヤと眠った

俺は飲み干したビールを台所に持って行き、軽く洗いゴミ袋に放り込んだ。

最後に、もう一本飲もう…と思い、缶ビールに手をやる。


プシュっと音を立て、グビッと飲む。

スヤスヤ、スヤスヤ……。


俺は、いずみさんに近付いた。
横たわるいずみさんの寝顔。


カールされているまつ毛に、少し太めのアイライン。

キラキラしてるアイシャドウが妖艶…

リップが付いてる、艶のある唇が、やっぱり妙にエロくて。

顔を近づけた。

やばい、だめだ。我慢しなきゃ。


でも。






半開きの唇にそそられる…

触れようとしたけど、やっぱり諦めて。




だめだ、だめだー!いずみさん寝てるんだから……

寝ているいずみさんに背中を向けて、ビールをまた飲んだ。


すぐ後ろから、スヤスヤ…と寝息が俺の耳に届く。

スヤスヤ…と聞こえる寝息は、なぜか誘われてる様な気がしてならなかった。



「玉森くん」


後ろから、肩をつんつんされて振り向くと、ふにゃっと笑ういずみさんが居た。



「ごめん、起こした?」

「ううん。なんかいい匂いすると思ったら玉森くんの匂いだったぁ~笑」

「え!俺どんな匂い?」





/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp