• テキストサイズ

片思いの終わらせ方

第5章 その5.毎度傷ついてはいけません










「、帰りどこか寄ってかない?」

「あ、いいね。アップルパイ食べたい。」

「はいはい、5個でも10個でも好きなだけ食べていいからね-、大野さん居ないし。」

「有稀さん、さすがの私でもそれは無理ですよ。」

「いや、いける。ならいける。信じてる。」

「なんでよ。」







授業も全て終わり、有稀と二人で学校を出ようと売店を通って帰る途中、外のベンチに大野さんらしき後ろ姿を見かけた。






「あ、大野さんだ。」

「え、どこよ?」

「ほら、ベンチのとこ、」




緑の生えた花壇のある小さな公園のような場所。そこに2つ並ぶベンチに大野さんの後ろ姿を見つける。






「あら、ほんと、よくわかったね。
愛の力は偉大よねえ。」






勇稀の言う「愛の力」についニヤけてしまう。








そうです私、恋してます大野さんに。














あれ、このセリフどこかで言ったような。





いや、忘れましょう。





/ 170ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp