第3章 Class3.岡田君の憂鬱(-.-)の巻
昼休み中の教室はいつものように快彦を筆頭にギャアギャア騒がしい。
そんな中准一は今日も読書。
窓の下では今日もはなが花壇の手入れをしている。
准一はふと思い立ったようにカメラを手にすると急いで教室を出た。
准一は花壇の前まで来るとそっとカメラを構えてシャッターを切った。その音に気づいてはなが顔を上げる。
「お、岡田センパイっ!」
「あ、勝手にごめんね。撮らせてもらってもいいかな?」
「え、えと…」
「そっちに立ってもらっていい?」
はなの返事も聞かず、指示を出す准一。
「早く。そっち。」
はなは断ることもできず恥ずかしそうに指示に従う。
夢中でシャッターを切り続ける准一。
「無表情で。そう。それでその花にちょっと触ってみて。」
「何やってんだ?」
そこに通りがかった坂本先生。
「あ、先生。彼女にモデルお願いしてて。」
「そっか。また写真コンテストに出すのか?」
「はい。」
「頑張れよ!」
そう言って准一の肩を叩くと坂本先生はその場を去った。
「あの、コンテストって?この写真出すんですか?」
「この写真かどうかはわかんないけど、出すことになったらちゃんと君に許可取るよ。連絡先教えてもらっていい?」
「え!?」
「携帯出して。赤外線。」
はなは戸惑いつつも黙って携帯を出す。
「とりあえず今度の日曜空けといてね。晴れたらどっか公園行って撮るから。」
准一はまたはなの返事を聞く前に勝手に決めて去って行ってしまった。