第19章 Class11.本当はピュア(’-’*)の巻
テスト初日。
「ラブレター!?」
剛が遅刻ギリギリで教室に入ると何やら騒がしい様子。
ラブレターという言葉に反応する。
しかも騒いでいるのは剛の机の周り。
「ちょっとどけよ!」
剛は慌てて自分の机の中を確める。
「剛!さやちゃんの机の中にラブレター入ってたんだって!」
「さやかに?」
剛はホッと胸を撫で下ろした。
「どうしたの?そんなに慌てて。」
「別に。ちょっと見してみろよ!」
そう言って剛はさやかが持っている手紙を取り上げる。
「ちょっとっ!」
「放課後体育裏だってよ。今時古ぃな。こういうもん書く奴の気が知れないぜ!」
「そんな言い方ないじゃん!」
「じゃあオマエはそういうのもらって嬉しいのか?」
「迷惑ではないよ。」
「ふぅん。」
剛は自分の席に座ると突っ伏して寝たふり。
「何?ごおちゃんこういうの嫌いなの?」
「別に。でもしょっちゅうもらうからもう嬉しくもなんともねぇ。」
「でももしかしたら、その中に運命の人がいるかもしれないじゃん。」
「運命の人?」
「そ。ごおちゃんが探してる運命の人!」
「ももちっ!」
口を滑らすももこに慌てる健。その様子に剛は全てを悟る。
「てっめー何か喋ったな!」
剛が健に喰ってかかる。
「いっ言ってねーよっ!」