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High School

第19章 Class11.本当はピュア(’-’*)の巻


「あ~1限目から数学かよ~。だりぃな~。」
机にダランと腕を置き、嘆く剛。
「ごおちゃん最近居残りしてる?」
「毎日だよな~?」
後ろの席のももこと快彦がイジり始める。
「おめぇ何で最近居残りねぇんだよ。」
「テストの点数良くなったもん!ひろしセンパイのおかげで!」
「チッ!」
剛は顔を反らしイジける。
「あっ!ねぇごおちゃん、うちの部活の後輩でごおちゃんのファンのコがいるんだけど、紹介してあげよっか?可愛いよ!」
「んなもんは五万といんだよ。」
「うわ~すげぇ嫌味~。」

「授業始めるぞ~!クラス委員!」
「起立~!礼!」
「おら!剛、ちゃんと立て!」
「うぃ~っス!」
「また居残りさせんぞ!」

休み時間もももこは剛にちえのことを話す。
「クラリネットの1年生で、ちえっていうの。写メあったかな~?」
携帯で写真を探そうとするももこを横目に剛は席を立ってしまう。
「あっごおちゃん!」
「いらねぇっつってんだろ!」
剛に怒られたももこはしょんぼり。
「まだ剛くんももちゃんのこと好きなのかな?」
「アイツ明らかに最近変だよな~。」
「人探してんだよ。」
話を聞いていた健が寄って来て言う。
「人?」
「うん、運命の人。」
健は人差し指を唇に当て、ナイショのポーズ。
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