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High School

第16章 オマケページはな篇 バス停


これから岡田先輩のクラスメイトに誘われて元副会長さんの家にクリスマスパーティーに行く。
岡田先輩は私と乗るバス停が違うのに、わざわざこっちまで来てくれると言う。
きっと話したことない人ばかりのところに行くのは緊張するだろうと思って気を遣ってくれたんだと思う。
ももこ先輩ときょうこ先輩は、私がエリカさん達に囲まれた時に助けてくれた人達だから、面識くらいはあるけれど…

「はなちゃん!」
岡田先輩が来た。
「おはようございます。」
「おはよう。」
私達はちょうど来たバスに乗り込んだ。

「緊張してる?」
誰もいないバスの一番後ろの席に先輩と座る。
「そりゃあしますよ。」
「大丈夫だよ。バカだけどいい奴ばっかだから。」
「はぁ。でも森田先輩とか怖いですもん。」
「皆最初はそう言うけど、剛くん優しいから。心配ないよ。」
「はい…」
緊張気味の私の手をそっと握ってくれる先輩。そのまま手を繋いでくれた。
わかってはいるけど、私は少し人見知りなところもあるから話したことない人ばかりのところは緊張する。
岡田先輩と二人きりもまだ慣れてないし。

バスはあっという間に目的のバス停に着いた。

降りるなり、先輩のクラスメイトの人達が駆け寄って来てくれた。
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