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High School

第1章 Class1.恋人は爽やか副会長!?の巻


「いってきま~す!」
ももこが元気よく家を飛び出す。
今日も新しい一日の始まりだ。

学校までは徒歩25分。
10分程歩いたところにある小さなマンションの前で立ち止まる。
もう5分は待ちぼうけ。

しばらくするとそこから出て来たのは剛。
「ふわぁ~。」
大きな欠伸に寝癖。シャツはズボンから出しっぱなし。
「ごおちゃん遅いよっ!早くしないと遅刻するよ!」
「だりぃ。眠ぃ。めんどくさい。」
剛はちんたら歩いている。

「おっはよ~♪」
後ろから元気な挨拶でチャリンコを飛ばして来たのは健。
「ケンケンおっはぁ~☆」
「何やってんの?そんなのんびり歩いてたら遅刻するよ!」
「だって、ごおちゃん遅いんだもん!」
「しょ~がね~な~、乗れよ後ろ!」
寝ぼけ眼で健の後ろに乗ろうとする剛。
「バカ!オマエじゃね~よっ!」
「わぁい♪」
すかさず健の後ろに乗るももこ。
「コイツなんか置いてっちゃおうぜ!」
「え、オレは?」
「走れよ!サッカー部なんだから。」
「ふざっけんなよ!」
剛を置いてさっさと出発する2人。
最初は走って追いかけてた剛も諦めて歩き出す。
今日も遅刻決定である。
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