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素敵な彼はムッツリです笑

第1章 趣味、筋トレ




『ストイックなあの人の休日』と題されたページの中で
白い壁に、白のセーターを着て優しく微笑んでいる彼、岡田准一

「くそ、みんな騙されてるぞ…」
ページに書かれるインタビューを見て悪態を吐く

最近は役作りのために筋トレしてます。
とか、もう嘘じゃんっかぁぁー!

1人ベッドの上で雑誌をバシバシと叩いていると
いつの間にかシャワーを浴びてきた彼がギシリ、とベッドをきしませて隣に腰を下ろした


「何に、騙されてるって?」
普段はそんなに饒舌じゃないくせに、エッチの時だけはよく喋る
主に結衣を恥ずかしがられせるようなことだけど…


「うわっ、准」
お化けでもみたかのような結衣の驚きように、少々傷ついた顔を見せつつ
「彼氏に向かってひどい言い草だな」
と唇を重ね合わせる

「ん」
スルリと結衣の後頭部に手を回しガッチリと抑え込み
口腔を蹂躙する

「んー、!」
ぴっちりと、息つく間もない激しいキスに、酸欠になりかけの結衣が、ドンドンと准一の鍛え抜かれた厚い胸板を叩く
が、ますます激しくなるキス
結衣が瞳を潤ませたところでちゅぱっとリップ音をたててやっと解放した


「で?ナニガダマサレテルノ?」
酸素をありったけ吸ってゼーゼーと息を切らせる、結衣には最初全く意味をなさない言葉として聞こえた言葉たち

何度か鎖骨を揺らして息を整えると。かすみかけた思考で、なんの話かを思い出す

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