• テキストサイズ

【黒子のバスケ】甘い秘事【裏*R18】

第2章 *同棲初夜【黒子テツヤ】*




僕、さんが恥じらって小さくなる姿を見るのが好きなんです。

俯いて、僕の胸におでこくっ付けながら呟く「恥ずかしい……」が堪らなく可愛い。


だからいつも軽く触れるだけのキスを最初にするんです。

いきなり深くしたら、それを通り越して蕩けてしまいますから。



「さん」

「私……ああごめん、今日ダメ……」

「恥ずかしがるのはいつもの事じゃないですか」

「そうだけど……それプラス緊張が……」

「大丈夫です、僕もですから」



ぽんぽんと背中を優しく叩いてあげると、とんでもない上目遣い付きですがこっちを見てくれます。

瞬間ざわめく身体に「参りました……」ってお手上げ状態。


こうなってしまうと、僕は制御出来ません。

さんと居るとどうもダメなんです。
この人にもっと触れたいと思う。



「さん……」

「っ、んん……」



僕は彼女と出逢うまでそんなに性欲はありませんでした。
無縁でしたし。


けど人間不思議なもので、大切な人が出来ると欲求が生まれるんです。

この人ともっと話したい。
手を繋ぎたい。キスしたい。抱き締めたい。


好きという感情が抑えられなくて、その気持ちを相手に分かって欲しいから、こうして人肌を求めるのかもしれません。



「あっ……今日ダメだって…っ、あぁっ……はぁ…っ」

「すみません……けど止まりません……」

「首やっ……ぅんん…っ!」

「良く感じるみたいですね……いつもなら首筋だけでそこまで息吐かないじゃないですか……」

「今日が……同棲初めての夜だから…っ、」

「意識していたんですね」

「うんっ……」

「ではとびきり甘い時間にしましょう、さん……」

/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp