第33章 お前はもう…
菅「はは、なんか久しぶりだなって思ってさ、嬉しくなっただけだべ!」
澤「あぁ、本当に戻ってきてくれて良かった」
ぶわっと効果音が付きそうなほど、また目に涙が溜まり始める。
そんな嬉しいこと言わないで欲しい。
また泣いちゃう。いや、もう泣きます←
影「な、泣きすぎだろ!泣きやめ!」
『うぅ…ごめ、ん…っ』
飛雄にそう言われてふと思い出した。
そうだ、私…あの日飛雄の手を叩いちゃったんだ。
『とび、お…ごめんね…っ手、叩いちゃ、った…ごめ、んね…っ』
あの日、セッターとして大切な手を私は叩いてしまった。
ずっと"ごめんね"って謝りたかった。