第21章 感情の答えと決意
試合の続きが開始される。
『…清水先輩…少し…外の空気吸ってきます』
清「大丈夫?具合悪かったら休んでてね?」
『ありがとうございます』
ペコッとお辞儀をして私はお礼を言った。
静かに扉を開けて外に出る。
私が外に出たのを気づいた人は清水先輩以外にいないだろう。
コンクリートの階段に座り込む。
外はもう暗く、空には星が点々と輝いていた。
『ダメだなぁ…』
あれほど支えると思って来たのにやっぱり逃げてしまった。
あのキラキラとした場所から。
私にはあの空間が……眩しすぎた。