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【エルヴィン団長誕生日夢】

第3章 彼にとってのその日



「自分の誕生日なんて
すっかり忘れていたよ。
その言葉を言うために
起きていてくれたのか?」

「うん。
1番に言いたかった。」

「こんなに嬉しいものなんだな。」

「そんなに?」

「あぁ。
自分でも驚く程に
嬉しいみたいだ。」

「なら頑張った甲斐があった。」


リナは
やりきったかのように
ベッドに倒れ込む。


「灯りを消してくるよ。
一緒に寝よう。」

「仕事は?」

「俺もまだまだ人の子らしい。
誕生日に仕事はしたくない。」

「やったね。」

仕事なんてどうでも良かった。


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