• テキストサイズ

heart beat

第4章 視える



『笑!辛くない??』

だけど、きっと櫻井さんは、泣いてる所みちゃったから、ほっとけないんだ、気持ちに気付いた今この優しさに甘えるなんて 駄目だ

あや
『でも、私さっき……!!』


『ん?何??』

あや
『ごめんなさい、私櫻井さんを好きになってしまったみたいで……っ!だから…』

翔があやの口を手で塞ぐ


『ごめん』

あや
『………』
これで、いいんだ早く振られた方がいい、思い出が沢山ある方が辛くなる 涙が翔の手をつたい落ちる


『…………………』

翔が手を緩める

あや
『……大丈夫です!……振られるってわかっていて言ったので!だから、今までありがとうございました、結局ちゃんとお礼もせずに、申し訳ありませんでした』


『…………あやちゃん………違うよ…』

あや
『?????』


『……俺あやちゃん好きだよ!!』

あや
『……はい、ありがとうございます…でも、私の好きは友達としてとか、芸能人としてとかじゃ』


『うん、俺も』

『あれは、もうあやちゃんの気持ち聞いたら、あやちゃんの為に諦めようとしてたけど、やっぱ諦められないからごめんって意味』

『あやちゃん、俺と付き合うって事は楽しいばかりじゃないよ、結婚だって事務所が許可おろすまで出来ない 今まで味わった事がない辛さを味あわせちゃうかもしれない
でも、あやちゃんがいいなら 俺の彼女になって』

あや
『!!………ウソ…』


『あやちゃん??泣かないでよ!』

あや
『……そんな嬉しい…こと言ってもらえると…思ってなくて……』


『じゃーちゃんと、あやちゃんの言葉で答えを聞かせて?』

あや
『…わたし何かで…本当にいいんですか?…可愛くもないし 今日だって私、後輩にハメられたのが悔しくて病院にせっかく来てくれたのに、触らないでとか言っちゃって 絶対謝らないとか言って同僚にも呆れられるような女ですよ?』
/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp